ハンガリー首都ブダペストBudapest 観光日記
はじめましてお久しぶりです。イギリス在住の旅好き学生です。
アルバニアから始まったヨーロッパ北上の旅、ルーマニアの次はハンガリーです。
クリスマス真っ只中にブダペスト行ったのでほとんどどこもオープンしておらず、ためになる話は少ないかと思いますがどうぞよろしくお願い致します。
ハンガリーMagyarország/Hungary
- 中央ヨーロッパの国
- 北から時計回りにスロバキア、ウクライナ、ルーマニア、セルビア、クロアチア、スロベニア、オーストラリアと隣接する
- 公用語はウラル語族マジャル語のハンガリー語
- 国民は8割以上がマジャール人(ハンガリー人)
- 宗教はカトリックが39%、続いてプロテスタント(カルヴァン派とルター派)が2割ほど、ユダヤ教も少数ながら存在する
- 首都はブダペストBudapest
ハンガリーの歴史
- 433年 フン族による独立国家が誕生
- それまではダキア人が住んだりローマに編入されたり。独立国家は現在のブルガリアやルーマニアの一部を含む
- アッティラの時代に領土を広げるが、アッティラ死後フン族は分裂する。
- 6世紀 アヴァール人の侵略
- 8世紀 フランク王国の支配
- 9世紀 マジャル人がウラル山脈から移住
- 1000年 ハンガリー王国(アールパード朝)建国
- ハンガリー人のイシュトヴァーン1世によるカトリック教の国。領土を広げるも、
- 13世紀 モンゴル襲来で大きな被害を受ける
- 1396年 ニコポリスの戦い
- ハンガリーvsオスマン帝国でハンガリーの敗北。
- 1419年-1439年 フス戦争
- フス派(プロテスタント)vs 教皇領(カトリック)で最終的にはフス派の勝利
- 1526年 モハーチの戦い
- ハンガリーvsオスマン帝国でハンガリーの敗北。ハンガリーは北西部3分の1をハプスブルク家、南東部3分の2をオスマン帝国領に治められてしまう。
- 1618年 三十年戦争
- 新教徒勢力(プロテスタントetc)vsカトリック勢力。ハンガリーではトランシルヴァニア公国が新教徒勢力、ハプスブルク家が治めるオーストリア大公国と王領ハンガリーがカトリック勢として参戦。
- 1683年 第二次ウィーン包囲
- 敗北したオスマン帝国が軍事的後退
- 1699年 カルロヴィッツ条約により、ハンガリーおよびハンガリー王国領のクロアチアやトランシルヴァニアはオーストリアに割譲された。
- 1848年 3月革命(ウィーン体制が崩れるきっかけとなるヨーロッパ各地で起きた革命)
- 1867年 オーストリア=ハンガリー二重帝国の成立。ハンガリーで起き続けていた独立運動や3月革命を受けて、オーストリア側とハンガリー王国側それぞれに自立した政府、議会、憲法を有することとなった。オーストリア皇帝とハンガリー国王はハプスブルク家が兼ねる。
- 1914年 第一次世界大戦勃発
- 敗戦国となったため、オーストリアと分裂。
- 1918年 ハンガリー人民共和国成立
- 1919年 ハンガリー・ソビエト共和国が成立するも、ハンガリー・ルーマニア戦争により打倒される
- 1920年 ハンガリー王国成立。ホルティー・ミクローシュが摂政となる王の以内王国が宣言されるが、連合軍とのトリアノン条約により大部分の領土と人口を失う。時代に右傾化し、ナチス・ドイツと協調するようになる。
- 1944年に戦局の劣勢を受け枢軸国離脱を試みるも
- 1945年敗戦まで枢軸国として戦う
- 1946年 ソ連の占領下でハンガリー共和国成立。
- 1949年 ハンガリー人民共和国成立。ソ連の衛星国となる。厳しい統制が続く。
- 1989年 ハンガリー共和国成立
- 1999年 NATO加盟
- 2004年 EU加盟
観光スポット
House of Terror
Budapest, Andrássy út 60, 1062 Hungary
ナイツ・ドイツの同軸国だった時代とソ連の衛星国だった時代のハンガリーで、迫害や厳しい統制下にあったユダヤ人とハンガリー国民について語る博物館です。当時の人々の気持ちを彷彿させるような雰囲気作りで、とてもいい博物館でした。なかなかえぐい話も多くて、博物館を出たあと友達に「まだ食欲ある?」ってきかれたけど、いや、食欲あるかどうか関係なく私たち既に8時間以上何も食べてないからね。
Ludwig Múzeum
Budapest, Komor Marcell u. 1, 1095 Hungary
現代美術好きな友達が行きたかった現代美術館。夜8時閉館なのに7時に到着したから1時間しかなくてほとんど何も見れませんでした笑。しかも現代社会のあり方を問いかける作品が多くて、その都度友達と議論していたら本当に数作品しか見れなかった。
Dohány Street Synagogue
Budapest, Dohány u. 2, 1074 Hungary
ヨーロッパで最も大きいユダヤ教の教会です。1859年に完成されたもの。ツアーを予約すれば見学できたのかもしれませんが、クリスマスなのもあって私たちは中には入りませんでした。
外から見てもその大きさは圧巻です。是非訪れてみてください。
St. Stephen's Basilica
Budapest, Szent István tér 1, 1051 Hungary
ネオルネッサンス様式の壮麗なカトリック教会。ハンガリー王国1000周年を記念して建てられたものです。ヨーロッパ旅で色んな教会を訪れましたが、その豪華さには私もびっくり。おすすめの場所です。
展望台もあるみたいです。
Hungarian Parliament Building
Budapest, Kossuth Lajos tér 1-3, 1055 Hungary
国会議事堂。中を見学するにはツアーの予約が必要です。私たちは外見を見ただけで中には入りませんでした。ブダペスト、いい場所だったから絶対また行くし、その時またツアーで中入りたいと思います。
Fisherman's Bastion
Budapest, Szentháromság tér, 1014 Hungary
日本語で漁夫の砦ってやつです。王宮の丘全体が世界遺産に登録されています。丘にはマーチャーシュ教会が建っています。クリスマスなので観光客向けに開放されておらず、私たちは中には入れませんでした。
丘からブダペストを眺めるのは最高に気持ちがいいし、この街の建物がいかに可愛らしいか堪能できます。おすすめの場所です。
City Park
Budapest, Kós Károly stny., 1146 Hungary
大きな市民公園で、19世紀末に建てられたお城や美術館などがあります。もちろん私たちが訪れたクリスマスの日にはオープンしておらず。でも街の騒々しさに飽き飽きした時のお散歩にピッタリの場所でした。
Hungarian State Opera / Magyar Állami Operaház
Budapest, Andrássy út 22, 1061 Hungary
パリのオペラ座と比べたら少し小さめで、だけど煌びやかさは負けません。
ツアーに参加すると普段見れないところへの見学も可能です。
オペラ座のチケット(特にクリスマスのくるみ割り人形)は満員御礼。そんな時は立ち見チケットをゲットしよう。開演前の2時間前から窓口にて立ち見チケットが販売されます。1人8ユーロです。立見席なので舞台は見切れるし、疲れるしと思うけど、8ユーロで舞台が見れるのはもはや贅沢です。
ここで立見席争奪戦のアドバイスを一つ。立見席の中でも寄り良い席を確保するには、会場前からエントランスホール左右にある大扉の前で並ぶと良いです。会場したら4階分ほど階段を登ります(それかエレベーター)。コートと大きな荷物を預けて、再度会場まで扉の前で10分ほど待ちます。入場時間になったら、左右どちらでもいいので1番前の立見席の、中央よりの位置をとりましょう。端っこによると舞台が見づらくなるので注意です。
↑手書きでごめんなさい。こんな感じです。赤丸の場所が立見席で1番いい場所です。
せっかくの欧州旅行、いい席で観たいよ!って方は普通にオンラインでチケット購入出来ます。公演の1か月前から販売されていますので、気に入った席とお値段と相談して良い思い出を作ってくださいね。
ブダペストは他にも温泉などが有名です。日本の温泉と違って、男女混合で水着必須ですのでお忘れなく。
観光日記
1日目
14時 BucharestからBudapestに到着
まずはホテルのチェックインを済ませて、すぐさま博物館へ。
15時 House of Terror
16時半 夜ご飯
Menza Étterem és Kávézó
https://maps.app.goo.gl/YFNo67b7pS24dp837?g_st=ic
ずっと食べたかったフォアグラを頂きました。美味しい!けど歳のせいでしょうか…重くて2枚目から辛くなってしまいました…。
19時 Ludwig Múzeum
雪が降っていました!バスを降りたら電車に乗って美術館行こうとしたんだけど雪の上を歩くのが楽しくなってしまって、結局で電車には乗らずに徒歩で向かいました。
美術館閉館後も広場で雪遊びをして、スーパーによりつつ、ホテルに帰りました
2日目(クリスマスイブ)
11時 Dohány Street Synagogueに寄りつつ、St. Stephen's Basilicaの前にある広場で開催されているクリスマスマーケットへ。すごい数の人と美味しそうな匂いで賑わっていました。
12時半 クリスマスマーケットでお食事
教会内にも入りたかったのですが、観光客がものすごく多くてチケット買えるまで時間かかりそうだったので諦めました。
13時半 Hungarian Parliament Building
14時 Fisherman's Bastion
付近をぶらぶらして16時半ぐらいにホテルに戻りました。
夜ご飯は昨日スーパーで購入した鴨です。友達が使ってくれました。マジでこの人今すぐにでもシェフになれるってぐらい何作っても美味しいんです。
21時半 夜景を堪能するためドナウ川ナイトクルーズへ。前日に予約したので、クリスマスイブのナイトクルーズはほぼ満席。めっちゃ安いプランとめっちゃ高いプランしか残ってませんでした。もちろん私たちは1番安いプランを予約。£20ぐらいで2ドリンク付きのやつ。ヴァイオリンとチェロの生演奏もあって、雰囲気とても良かったです。
ここで未来の旅人さんに向けて注意点をひとつ。ナイトクルーズはなるべく10時より前のものを予約するといいです。10時以降、国会議事堂などのライトアップが消えてしまうからです。
24時 ホテルへ帰ろうとして、たまたまSt. Stephen's Basilica前の広場に寄ったら、まばらな人数が教会内に入っていくのが見えました。私達もこそこそあとをつけて入ってみると、降誕前夜祭のミサが行われており、ものすごい数の人が見学していました。
教会内は本当に豪華絢爛!ミサを見学するのは初めてだったので、いい経験になりました。
3日目(クリスマス)
11時 昨日行ったクリスマスマーケットに戻ってチェコの巻きパントゥルデルニークを頂きました。シナモンの味が薄くて美味しい!(私はシナモンが苦手)
その後Vörösmarty tér駅近くのクリスマスマーケットで食事を取りました。
13時 City Parkで散歩
クリスマスなので美術館など空いてるはずもなく、ただただぶらぶら歩いていました。途中見かけたスタバで抹茶ラテを注文して一息着きました。
15時半 Hungarian State Operaへ、バレエ・くるみ割り人形の立ち見チケット争奪戦へ。64席分の立ち見チケットが当日公園2時間前に窓口で販売されます。
18時開演なので16時からなはずですが、実際は16時になる前から販売されました。
チケット無事ゲット。1枚€8です。
一体ホテルへ戻って、夜ご飯の準備をして、17時半にまた劇場へ戻りました
18時 Hungarian State Opera
立見席なので、疲れるし舞台が見切れちゃうけど、時間などあっという間に過ぎていきました。本当に良かった!ずっとワクワクさせてくれるバレエでした。色んなバージョンのくるみ割り人形見てみてみたいです。
20時半 終演
まだまだくるみ割り人形の余韻が残っていて、バレエ音楽を口ずさみながらホテルに戻る。
夜ご飯を食べて、シャワーして寝ました。
4日目
7時40分発の電車に乗って、ハンガリーとおさらば。ドイツのミュンヘンに向かいます!
参考にしたサイト
https://www.veltra.com/jp/guide/international/spot-international/26780/#index_id11
https://www.hungary-travel-living.org/budapest-sightseeing/#furdo