mabutaniame’s 旅&イギリス日記 blog

イギリス在住の旅好きな学生です。旅の記録とともに次に訪れる旅人のみなさんに役立つ情報をご紹介してます。

Czech Republic チェコ観光日記と観光スポットまとめ

はじめまして、お久しぶりです。イギリスの大学に通う旅好きの学生です。

 

今回はチェコに行ってきましたので、旅の参考になる情報をまとめていきます。

※ 場所や固有名詞は 日本語 (チェコ語 / 英語) または 日本語 (チェコ語)と表記することとします。

 

 

チェコ共和国の基本情報〜

チェコの国旗。スラブ色と呼ばれる赤、白、青が使われています。ボヘミア地方の赤、白はモラヴィア地方の白、そしてスロべキアの紋章からとった青でオーストリアからの独立運動の際に使用されました。白は清潔、青は空や海、赤は自由の為に流された血を表すとも言われています。

 

*注意したいことは、EUに加盟していながらもユーロは使われていないところですね。それと、隣国ドイツに歴史的にも経済的にも振り回されているので公用語はドイツ語なのかと思いきや、南スラヴ語由来のチェコ語です。とはいえ、首都プラハは観光都市なので英語で問題ないでしょう。旅行でチェコ語を使ってみたい方はこちらを参考にどうぞ。

stayway.jp

 

チェコという国は人によってはあまり馴染みのない国かもしれません。私は高校地理が大好きだったので、チェコといえば共産主義チェコスロバキアから現在のチェコ共和国スロバキア共和国に分離したことを真っ先に思い浮かべました。この分離が起こったのは1993年なので、まだ記憶に新しい方もいらっしゃるかもしれませんね。プラハと聞いて、プラハの春という1868年の変革運動を連想した方はいらっしゃいますか(私とか)?これは超ざっくりいうと、当時共産主義であった政府に対して強い不満を持った若者たちが抗議デモを行い、警察沙汰になったことをいいますね。

 

ということで、地理と世界史をめちゃくちゃ頑張っていた私にとって、チェコ共和国は近年まで民族的、宗教的、そして政治的に混雑したイメージを抱いていたのですが、観光客としてどうやらこの固定概念を塗り替えなければなりません。

 

実際、この国は観光業にとても力を入れていれているみたいです。イギリスの僻地に住む私には、チェコの交通の便の良さに感動してしまいました。首都のプラハから最南端までバスでたったの3時間半...?イギリスではまず考えられない😭

   

チェコについてもっと知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

www.jftc.jp

私が知りたかったチェコの歴史と今が簡潔にかつわかりやすくまとめられています。チェコでの生活も興味深くて面白かったです。

 

チェコの気候と気温〜何を着ていけばいいの?〜

チェコには四季があり、日本と比べると年間通じて涼しい気候です。7月、8月がもっとも暑く平均気温18度前後、1月がもっとも寒く平均気温は氷点下になります。

チェコ観光のベストシーズンは4月から10月。季節によって閉まってしまうスポットがあり、特に冬季は見てまわれない世界遺産もあるので、事前に観光可能か調べておくとよいでしょう。

4travel.jp

 

季節だけでなく、曜日や祝日にも注意しましょう。特に月曜日は閉まっている美術館やお城が多い曜日感じます。

 

大陸性気候に分類され、日本と同じように四季があります。夏は30度近くまで気温が上昇する日もありますが、湿気がなく爽やか。厳冬期は平均気温が氷点下になります。

www.hankyu-travel.com

 

寒い季節はもちろんのこと、夏も気温の変化に応じて何か羽織れるものを持っていくといいですね。気温が高くとも、湿度は低いので基本的に日本のようなジメジメした暑さは感じにくいでしょう。ただ日差しが強いので帽子やサングラスが欲しくなるかもですね。雨も日本に比べたら少ない方でしょう。大陸性気候とのことで人によっては乾燥が目立つかもしれません。保湿クリームがあると嬉しいですね。

乾燥にはまあまあ強いと自負していた私ですが、チェコのお隣さんオーストリアのウィーンで乾燥にやられて唇と手が二週間ほどガサガサになりました。現地の薬局で調達する手もありますが心配ならジャパンクオリティーのものを持っていきましょう。大陸性気候の乾燥と冬場の寒さをなめてはいけない…

 

チェコの治安 〜 一人旅・女子旅・夜の街歩きは大丈夫?〜

まず、ヨーロッパで夜に一人で街を歩くのは避けましょう。特に女性一人は怖いです。

 →私が夜のイギリス・リーズで、女子二人で街歩きして身の程を知った話はこちらから

 

とはいえ、チェコの首都プラハは比較的安全な街だと言えるでしょう。

安全な街ランキングみたいなもので根拠づけようとしましたが、サイトごとに順位の変動が激しかったので諦めます。しかしチェコ、特にプラハは安全な都市であると皆が宣伝するので信じることにします。例えば在チェコ日本大使館の安全の手引きとかこちらのサイトとか(ちょっとデータが古いですが)。

www.praha.eu

 

それでも日本人はスリや置き引きのカモになりがちですので十分用心しましょう。

チェコの治安についてはこちらのサイトを参考にしました。

skyticket.jp

 

チェコの観光名所の紹介〜

プラハ (Praha / Prague)

プラハの公式観光Webサイト:Prague.eu

 

カレル橋 (Karlův most / Charles Bridge)

Karluv most, Praha

プラハの中心を流れる「ヴルタヴァ川」に架かる、プラハ最古の橋です。1357年に着工され、1402年に完成。1841年までは、東岸と西岸をつなぐ唯一の橋でした。全長約520m、幅約10mの大きな橋で、橋の上には30体の聖人像が並んでいます。うち1つは日本人にも親しみのある「聖フランシスコ・ザビエル像」です。橋の上を昼に歩いて、夜は橋のライトアップを見に行くのがおすすめ。

4travel.jp

とにかく人が多かったです。さすが川の東西を繋ぐ橋ですね。

子供の頃に橋で迷子になったっていう友達がいて、一本道の橋でどうやったら迷子になるの?!って思ったけどこの人混みにちびっこが混じってたらはぐれちゃうのも無理ないと納得しました。

 

プラハ城 (Pražský hrad / Prague Castle)

Prague Castle 119 08 Praha 1

営業時間:6am - 10pm

Webサイト:https://www.hrad.cz/en

プラハに来たならプラハ城は必見!聖ヴィート大聖堂や聖イジー教会、旧王宮、黄金小路などひっくるめて見どころがたくさんあります。博物館など行くと分かるのですが、何度も焼かれては再築されています。小さくて短い城壁がちらっと見えますがこれは当時お金のない市民へ働き口を提供するために建築されたものみたいですよ。

緩やかで長い階段を登るとまずはプラハ市が見渡せる絶景!

展望スポットからさらに奥へすすむと大聖堂が見えてきます。その大聖堂の裏側に回るとインフォメイションセンターがありますのでそちらでチケットを購入します。

チケットの種類は定期的に変わるようですが、私が訪れた時(2023年6月)は二種類ありました。

https://www.hrad.cz/file/edee/2023/06/price-list-sph-06_2023-english_audio.pdf

(↑英語のチケットリストです)

旧王宮、聖イジー教会、旧王宮、黄金小路、聖ヴィート大聖堂を含むBasic circuitは大人250czk、学生・シニア125czk

お城の博物館(The Story of Prague Castle)と美術館(Prague Castle Picture Gallery)の二つは別売りでPermanent exhibitions チケットになります。大人200czk、学生・シニア150czk

さらに聖ヴィート大聖堂の頂上から景色を眺めたい方は150czkでこちらも別売りです。

 

私は聖ヴィート大聖堂の上に登るやつ以外を購入して、全て見て回りました。全部じっくり見たわけではありませんが、気の向くままにゆっくり観光してたら大体4時間かかりました。私が全部見れて良かったなと思いますが、時間がない方は博物館&美術館チケットは購入しなくても大丈夫かと思います。どちらもそんなに大きくないですが博物館の方は説明までじっくり読んでると結構時間かかります。

聖ヴィート大聖堂 (Katedrála Sv. Víta / St. Vitus Cathedral)

III. nádvoří 48/2, 119 01 Praha 1-Hradčany, Czechia

営業時間:9am-5pm (月〜土曜日)12-5pm (日曜日)

ゴージャス!!!の一言に尽きますね。外から見ても中から見てもすごく綺麗で素敵です。晴天に恵まれると日差しがステンドグラスから差し込んできてカラフルです。数枚あるステンドグラスのうち…おや?一枚だけ明らかに雰囲気が違います。なんだか宗教画ぽくないというか童話ちっくというか。はい、このとっても鮮やかなステンドグラスはチェコ出身(当時はオーストリア帝国領)の代表的な画家、アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha)が手がけたものです。彼の美術館は後述しますがプラハ旧市街の方にありますのでぜひ行ってみてくださいね。

聖イジー教会 (Bazilika svatého / St. George's Basilica)

Hradčany, 119 08 Prague 1, Czechia

プラハ城に残る最も古い教会で、前述の豪華絢爛なヴィート大聖堂に比べるとうんと素朴な感じがします。外見は可愛らしく、赤っぽいビンクっぽい壁で、お人形展でもやってるのかと勘違いするくらい。

黄金小路 (Zlatá ulička / The Golden Lane)

Pražský hrad Hrad III, nádvoří, 119 00 Praha 1, Czechia

営業時間:9am-5pm

 

ストラホフ修道院 (Strahovský klášter / Strahov Monastery)

Strahovské nádvoří 1/132, 118 00 Praha 1-Strahov, Czechia

営業時間:9am-12pm, 12.30-5pm

入場料:大人150CZK / 学生(6〜27歳)・シニア(65歳から)80CZK

公式WebサイトRoyal Canonry of Premonstratensians at Strahov

世界で一番美しい図書館の一つに数えられる図書室「哲学の間」「神学の間」を見学できる修道院です。この修道院にはお昼休憩があり、また最終入場は休憩時間と閉館時間の30分前ですので、時間にお気をつけください。

 →私はオーストリア・ウィーンでも世界で一番美しい図書館に訪れています。その時のブログはこちらから。

 

旧市街広場 (Staroměstské náměstí / Old Town Square)

広場の中心付近にあるのは宗教改革の先駆者ヤン・フスの像。民衆に支持を得ていたフスが異端として火あぶりの刑に処されたことがきっかけで、フス戦争(1419~1436)に発展していった歴史があります。

チェコ観光スポットおすすめ15選! プラハ以外の南部の都市も! | トラベルマガジン

 

 天文時計   (Pražský orloj / Prague Astronomical Clock)

Staroměstské nám. 1, 110 00 Josefov, Czechia

営業時間:11am-9pm (月) 9am-9pm (火〜日曜日)   ※ここでは夏時間の営業時間をご紹介。季節により変動あり。

入場料:大人300CZK / 学生・シニア200CZK

公式Webサイト

Old Town Hall with Astronomical Clock (Staroměstská radnice s orlojem) - Prague.eu

 

15世紀に作られた、からくり人形仕掛けの時計。9時から23時まで1時間毎に動き出します。

 

ティーン教会 (Chrám Matky Boží před Týnem / Church of Our Lady before Týn)

Staroměstské nám., 110 00 Staré Město, Czechia

営業時間:月曜定休 / 10am-1pm, 3pm-5pm (火〜土曜日) / 10.30am-12pm (日曜日)

入場料:無料

公式WebサイトŘímskokatolická farnost u kostela Matky Boží před Týnem

旧市街広場を挟んで旧市庁舎と向かい合うようにして建っている「ティーン教会」。正式名称は「税関の前の聖母マリア教会」で、かつて教会の裏側に税関(ティーン)があったためこの名前が付きました。内部の美しさとともに観光客に知られているのが入口のわかりづらさ。入口は教会前の建物の1階、レストラン脇の通路を進んだ先にあります。これは、もともとフス派プロテスタントの拠点だった教会が、17世紀にローマカトリック教会に変わってしまった際に、フス派の人々が教会の入口をふさぐため建物を建てたことによるものです。

チェコ観光スポットおすすめ15選! プラハ以外の南部の都市も! | トラベルマガジン

 

火薬塔 (火薬門) (Prašná brána)

Nám. Republiky 5, 110 00 Staré Město, Czechia

営業時間:9am-9pm (六月〜八月) ※季節により変動あり

入場料金:大人190CZK / 学生・シニア130CZK

公式WebサイトPowder Gate Tower (Prašná brána) - Prague.eu

 

 

チェスキー・クルムロフ歴史地区 (Český Krumlov)

チェスキークルムロフは、チェコ南部にありオーストリアの国境にも近い小さな街。チェコの首都・プラハからはバスで3時間ほどです。

13世紀に建てられた「クルムロフ城」を中心として、街全体が世界遺産に登録されているのが特徴。中世の街並みをそのまま残しており、その景色はまるで小さな頃に憧れたおとぎ話の世界のようです。

その名前の由来をひもといてみると、チェスキーはチェコ語で「ボヘミアの」、クルムロフはドイツ語で「川の湾曲部の湿地帯」という意味だそう。その名の通り、街は曲がりくねったヴルタヴァ川に囲まれています。

ontrip.jal.co.jp

 

ブルノ (Brno)

ブルノ旅はこちらのサイトはとても参考になりそうです。プラハからの移動も紹介されていていますよ。

tabicoffret.com

 

レドニツェ・ヴァルチツェ地区 (Lednicko-valtický areál / The Lednice-Valtice Area)

チェコ東部のモラヴィア地方南部、オーストリアとの国境近くにあるレドニツェ・ヴァルチツェ地区。その観光の中心は世界遺産に登録されている城や庭園ですが、それ自体が見どころであることに加え、バロック劇場やワインセラー、さらに町の教会なども見応えのある場所となっています。

www.travel.co.jp